2008年10月12日
ファイバーコア+新しいコア材
昔はかぶせ物の土台は金属を使用していました.しかし歯が折れやすいなどの問題もあり,新しい素材であるファイバーコアが普及しています.
当院では2002年よりセラミックスなどのクラウンに積極的にファイバーコアを使用してきました(残念ながら保険治療ではできません).
この度まる8年をむかえ,その間当院で約1000本の歯にファイバーコアを使用してきました.その結果,歯根破折などの失敗例はごく僅かで,当院での成功率99%以上という歯が長持ちする治療法として確立してきています.
さらに今,某社研究所で開発中のコア用レジンは,オートミックスでほとんど気泡の混入のない物が実用段階にきています.まもなく発売されるでしょうが,さらにファイバーコアの臨床成績が上がることが期待できます.(写真は新しいコア材を使用している所を患者さんに撮影させていただきました)